現代応用解析B(情報4年)

この講義では,連続数学をコンピュータに乗せるという観点から,講義する。正式シラバスはこのページの内容とする。若干講義予定を変更することがある。

教科書

大石進一 精度保証付き数値計算(コロナ社)2000

大石進一 非線形解析入門(コロナ社)1997

大石進一 Linux 数値計算ツール(コロナ社)2000

講義予定

1. 4/16 ノルムと摂動定理と数値計算I.

2. 4/23 ノルムと摂動定理と数値計算II

3. 5/7 線形計算ツール

4. 5/14 bisonとflexで電卓を作ろう

5. 5/21 数値計算ツールRlabのソースを読む

6. 5/28 線形計画法

7. 6/4 線形計画法のためのツール

8. 6/11 微分方程式を解くための線形作用素論

9. 6/18 ニュートン法と収束定理

10. 6/25 ホモトピー法

11. 7/2 ダフィング方程式の解の存在を計算機で証明する

12. 7/9 ヒルベルトの第18問題を計算機援用証明する

評価

課題を毎週出題する。これをすべて解答してもらうことで評価する。

課題

第1回 (1) Rlabをインストールして簡単な連立一次方程式を解け。(2) 行列の分割解法の基礎となる恒等式を証明せよ。

第2回

第3回 前回の電卓プログラムを行列とその加算,減算,乗算を扱えるように拡張せよ。締め切り6月4日。

現在のところ次の2種類のレポートが出ている(6/11現在)。これらはレポートとして共に優れている。また,それぞれ違う方式で面白い。

斎藤 史子さんのレポート(dvi)

石川 隼輔君のレポート(dvi)

第4回 前回の電卓プログラムに加えて,if分,for文,while文などのプログラミング機能を持たせよ。また,行列の演算はBLASのライブラリを用いること。わり算(バックスラッシュはAx=bの解を与えよ)。締め切りは6月末日いっぱい。


©大石進一

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最終更新:2001/8/16